12月の展示

12月の事になりますが、とても刺激を受けた展示について書かせて頂きます。

建築家の田根剛さんの展示が12月ではオペラシティと、TOTOギャラリー、期間限定で表参道のスパイラルのCITIZENで同時開催されておりました。

私が知ったのは新国立競技場のコンペティションで「古墳スタジアム」でファイナリストに残ったという話題がきっかけだったかと思いますが
その後に見た対談番組でとても言葉遣いが綺麗で、選ぶ言葉のセンスの良さが印象的でそこから気になっている方でした。


建築の展示というと、建築物の写真や設計図などのイメージがありましたが
入った瞬間壁一面にびっしりと写真や資料が!

建築を発想するプロセスとして、まず一つのテーマから考古学者のように「記憶を掘り起こす」という事をするそうです。

パリにあるとらやでいうと、
和菓子に関する事(手仕事、角がない)とらやの歴史(字体のフォルム、その土地にあるものを使う)その他諸々ありますが、そのような歴史に基づいて、角のない羊羹のような質感の机にしよう、フランスにある素材の壁にしよう、などを発想してデザインを始めるというような感じです。


その着眼点や地道なプロセスにまず感動し、そこからその発想が出るという事にも驚きました。


その他にも現在進行形のプロジェクトに関してもどういう想いでその設計に取り組んでいるか、という事などがどの作品にも記載されていて、
様々なデザインや最新技術を使った建築物がある中、ただ目立つだけ、などではなく「どうしたらこの土地の持ち味が活かせるのか」という事への深さが非常に素晴らしいなと思いました。

美容師の仕事も「髪の毛でどうその方の持ち味、キャラクターを活かせるか」という事が常にテーマだと思っておりますので、非常に影響を受けました。


田根さんの愛情があり、丁寧な仕事ぶりにじーんと感動するような展示でした。
まさか建築の展示でじーんとする事になるとは思いませんでした笑

しっかりインタビューの本も買ってしまい、何回も読み返そうと思っております!!

2018の良い出会いでした♪